いしかわ百万石文化祭オープニングイベント
館長講演会「加賀百万石の成立」
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前田利家が能登一国を織田信長から与えられた天正9年(1591)から、豊臣期には、加賀二郡(河北・石川)、ついで越中を手にし、関ヶ原の戦い後に残る加賀二郡(能美・江沼)を領有することで、前田家は加賀・能登・越中三国の大大名となります。江戸時代に入ると、慶長10年(1605)の利長隠居による富山藩の成立、ついで慶長19年の利長の死によって再び三国を利常が領有することになり、寛永16年(1639)の利常隠居を機に隠居領(小松)、富山・大聖寺藩の成立による80万石の時代を経て、利常死後いわゆる加賀百万石が成立します。この過程を三国の国高の変遷にも注意しながら、詳しく述べるとともに、その中で能登の土方領一万石についても触れます。
講師紹介

藤井讓治(当館館長・京都大学名誉教授)
- 1947年 福井県に生まれる
 - 1975年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了
 - 1996年 京都大学大学院文学研究科教授
 - 2012年 京都大学名誉教授
 - 2014年 石川県立歴史博物館館長
 
〔主な著書 〕
- 『近世初期政治史研究』(岩波書店、2022年)
 - 『人物叢書 徳川家康』(吉川弘文館、 2020年)
 - 『戦国乱世から太平の世へ』(岩波書店、 2015年)
 - 『天皇の歴史5 天皇と天下人』(講談社、 2011年)
 - 『徳川将軍家領知宛行制の研究』(思文閣出版、 2008年)
 - 『幕藩領主の権力構造』(岩波書店、 2002年) 他
 
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- 日 程
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2023年10月14日(土)  
 - 時 間
 - 14:00~15:30
 - 会 場
 - ワークショップルーム
 - 参加費
 - 無料
 - 講師
 - 藤井讓治(当館館長、京都大学名誉教授)
 - 申込方法
 - 10月2日(月) 当日必着
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 - 定 員
 - 50名