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六玉川歌意図屏風(むたまがわかいずびょうぶ)

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 6曲1双。紙本著色。
 六玉川とは歌枕に使用された全国の6か所ある玉川で、合わせて「六玉川」と呼ばれる。陸奥野田の玉川、武蔵調布の玉川、近江野路の玉川、山城井出の玉川、摂津三島の玉川、紀伊高野の玉川をいう。その歌意を絵画化し華麗に表している。
右隻の右方上部に三島の玉川、その下方に井出の玉川、左方下部に調布の玉川、左隻の右方上部に野田の玉川、右方下部から中央にかけ野路の玉川、左方に高野の玉川の歌意の場面を表す。金砂子を蒔いた霞が綺麗な色彩と相まって豪華で、前田家伝来である。

時 代
江戸時代 19世紀
作 者
佐々木泉景
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